浦和駅東口駅前再開発、特定建築者を公募開始

JR浦和駅周辺
JR浦和駅周辺

大手スーパーのマイカルが2001年9月14日、民事再生法の適用を申請してから3年、2004年度末完成という事業計画の大幅な変更を余儀なくされたさいたま都市計画浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業が再び動き出そうとしている。

幻となったマイカル出店

JR浦和駅東口駅前の再開発事業の核店舗としてマイカルがアパレル中心の専門店業態『ビブレ』を出店することが内定したのは1997年。伊勢丹、イトーヨーカ堂などが立地する西口に比べ、東口は開発が遅れていたが、マイカルを軸に整備が進むことになっていた。再開発は旧浦和市の施行で、駅前の2.8ヘクタールに10階建て、延べ床面積9万平方メートル以上の商業中心の再開発ビルを建設し、840台収容の駐車場を併設する計画で、94年12月に都市計画決定していた。予定では2001年度の着工、2003年度のオープンのはずだった。しかし2001年9月14日マイカルが民事再生法の適用を申請し、浦和駅東口駅前再開発は核テナントが白紙となり、事業停滞を起こし、再開発予定地には空き地が広がっていた。また、この再開発地区の計画をさらにさかのぼるとバブル期にホテルから商業棟への変更、住宅棟の廃止など紆余曲折があった。

JR浦和駅東口の再開発予定地
JR浦和駅東口の再開発予定地

動き出した浦和駅東口再開発の概要

浦和駅の東口地区は、再開発で先行している浦和駅西口南地区などと総合的かつ一体的に開発を行うことにより、県都の「浦和」の玄関口として活力と個性ある魅力的空間を創りだすことを目指している。この浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業は、市の施行により浦和駅東口駅前の約2.8ヘクタールの区域に、再開発ビル・駅前交通広場・市民広場・公共地下駐車場・道路などの整備を行い、地下4階地上10階建ての建築物に図書館などの公共施設や商業施設中心の構成となる予定である。今回、民間事業者等の能力を積極的に活用できる特定建築者の公募を行い、学識経験者等により構成される選定委員会により商業キーテナントを含め選定を行って、平成16年度末に工事着手、平成19年度末の完成を目指すことになった。公募は、8月17日(火)から24日(火)まで募集要項の交付を行い、8月27日(金)までに提出する。 現在のところ、新聞報道によればパルコやイオンが出店意欲を表明している。

浦和駅東口駅前市街地再開発事業
浦和駅東口駅前市街地再開発事業の整備図

特定建築者にUFJ信託・パルコグループに決まる

(2004.12.3追加)
2004年12月3日さいたま市は、浦和駅東口駅前市街地再開発事業の 「特定建築者にふさわしい企業」にUFJ信託銀行株式会社のグループを決定したと発表した。さいたま市では、現在施行中の「さいたま都市計画浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業」について、民間の創意工夫と事業参加意欲を活用して事業を推進するため、特定建築者を公募し、施設建築物整備事業に係る事業提案書の提出を受けて「特定建築者選定委員会(新井委員長)」により検討ていた。その結果、「特定建築者にふさわしい企業」として、UFJ信託銀行株式会社のグループを決定した。 今後は、同グループと施設建築物の実施設計図書を作成し、県知事より特定建築者の承認を受けた後、平成17年3月に着手、平成19年度末の完成を目指す。完成する再開発ビルは、核店舗「パルコ」、シネマコンプレックス(複合映画館)、 中央図書館、公益施設などが整備される予定。

浦和駅東口駅前市街地再開発施設建築物外観(イメージパース)
浦和駅東口駅前市街地再開発施設建築物外観(イメージパース)
名称 浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業(市施行)
工事期間 平成16年度~平成19年度
規模
 敷地面積   約11,222m2
 建築面積  約8,930m2
 延床面積 約108,173m2 
 
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造 規模地下4階、地上10階
用途 商業施設、シネマ・スポーツ、公益施設、 駐車場(542台)
参加企業名 UFJ信託銀行株式会社、株式会社パルコ、株式会社大林組、野村證券株式会社
建築工事費 約230億円

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