川口市のイーアールシー MBOファンドが買収

みずほフィナンシャルグループの中核投資会社であるみずほキャピタルパートナーズ株式会社(東京都千代田区、社長 井戸坂 実)が運営するMBOファンドが、川口市西青木にある株式会社イーアールシーの株式を取得することを発表した。受け皿会社イーアールシーホールディングス株式会社(以下、ERCH)を設立し、みずほMBOファンド(MH Capital Partners Ⅱ)が98.3%、現経営陣が1.7%を出資する。イーアールシーは、デガッサーと呼ばれる分析用・医用の脱気装置を製造する。特に食料品検査や水質調査、薬物事件の捜査段階での原因究明などの成分分析で利用されている高速液体クロマトグラフィー用の脱気装置は、大手企業へのOEM供給(相手先ブランドによる生産)により世界シェア9割を占めるトップ企業である。この脱気装置は、2002年ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊・東京大学名誉教授のニュートリノ検出施設カミオカンデに採用され、イーアールシーの高い技術力を示した。MBO後のイーアールシーは、現社名のまま営業を継続し、既存事業に加えオゾン水を活用した環境、医療分野にも力を入れる。

株式会社イーアールシー
所在地 川口市西青木5-8-6
代表者 白戸鴻三
設立 1988年8月3日
取従業員 73名
事業内容 分析機器用脱気装置、医療機器用脱気装置、分析機器用示差屈折計製造
売上高 21億円(平成16年3月期)

*MBO(マネジメント・バイ・アウト):Management Buy Outの略であり、経営者や会社幹部等が個人で自社の一事業部門等を買収することをいう。M&A(企業の合併・買収)の一種。ベンチャーキャピタル(VC)などから買収資金を調達し、VCなどはその企業をIPO(株式上場)や他の企業に株式を売却し資金回収を目指す。

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